Case #30 - セクシーになってはいけない理由

ブリジットは腰と性器に凍った感覚があると言いました。彼女は5年前に離婚していて、新たな関係は築けずにいました。 彼女は元夫に傷つけられていたと言います。元夫はセックスについて様々な形で力を尽く二人の関係は良い面も沢山ありましたが、彼女は何の役割も果たしていませんでした。

Read More >>

Case #31 - 親密な夫婦関係を築くためセックスを用いる

ルイーズは夫との夫婦関係に物足りなさを感じていた。 彼女の夫は5年前に不倫関係に陥った。不倫は1年ほど続いたが、夫は妻にそのことを告白し、ひざまずき赦しを乞いた。それで終わったはずだった。

Read More >>

Case #32 - 自分の今持っているものを活用する

ダイアンは気がかりなことが2つあった。まず一つめは12歳の息子が、彼女が望んでいるほど勉強をしていなかったことだった。 私は息子さんの成績に関して、数字をつけるとしたらどれくらいか聞いたところ、彼女は6か7と答えた。息子さんが宿題をやっているか、という問いには、きちんとしていると彼女は答えた。しかし、優秀な学校に入るためには優秀な成績が必要なので、彼女はプレッシャーを感じていた。 彼女との対話で、私はまず自分の教育論を彼女に伝えた。私は子供が親を敬うべきだと思うし、子供にはバランスのある生活をさせることがいいとも思っているが、子供が優秀な成績をとるということが人生での一番のゴールであるとも思っていない、ということを伝えた。

Read More >>

Case #33 - 包み隠さず心を開く

ジェームズは一週間休みもなく働き、よく他の都市へ出張のため飛んだりしており、金曜日には疲れて家に帰ってきていた。そのため、彼はいつも家に帰ると、妻と子供達が彼を待っている「憩いの場所」を求めていた。

Read More >>

Case #34 - コンタクト法(ひと触れ合うこと)と正直さ

ネーソンは体格の良い男性で、気配りがうまく、その場にいると存在感がある人だった。 彼の抱えていた問題は人と正直になることができないということだった。 ネーソンは人とほとんど喧嘩をしたり、口論したりすることがなかったし、仕事や家でもおおらかな人だった。

Read More >>

Case #35 - 元旦那に対しての怒り

マリオンは離婚後、元夫と親権について同意できずにいた。しかし、彼女と話すなかで、彼女が抱えている問題はただそれだけではないことが明らかになってきた。彼女の抱えている問題は元夫への不満と未解決の心の問題などであった。

Read More >>

Case #36 - 無感覚だった女性

ブレンダは自分のアイデンティティが明確で無いということで悩んでいた。彼女は他人との間に適切な境界線を作れないということと、相手にいつも調子を合わせてしまうということで悩んでいた。

Read More >>

Case #37 - 「刺す槍」と「守る槍」

セリアは見た目から30代だと思ったが、彼女は実際は51歳で子供もいた。私がびっくりしたのは彼女の波乱万丈の人生にも関わらず、彼女はとても落ち着いた表情をしていて、恐らくそこから彼女の若々しさが出ているのだろう、と察した。

Read More >>

Case #38 - 何をしても失敗する女性

ジェマは挫折というものを恐れていた。彼女は何をしても失敗したのだ。一つの会社では5回も事故をおこし、他の会社では計算ミスをしたり、等々、彼女は自分が失敗ばかりしている話を延々と続けた。私は彼女の話を聞きながら、少し身構えた。彼女は延々と失敗談を語り、泣き崩れ、私は彼女と何時間いたとしても、何の解決も見出せないような気がした。彼女は両親との問題についても話し始めた。それは、彼女は両親の家を出た後のことだったが、彼女は両親に対して非常な怒りを持っており、特に父親の言動に信頼を失っていた。彼女は明らかに助けを求めていたが、その自暴自棄な姿を見て、私は逃げたくなった。

Read More >>

Case #39 - 我の強い花屋さん

私がセラピーセッションでボランティアを募った時、フランは席から飛び上がるようにして反応した。前回も、彼女が一番最初に質問をした人だったことを私は覚えていた。

Read More >>

Case #40 - 支えが必要だけど、自立することも必要

マーサは涙をこらえながら唇を噛んでいた。私は彼女が涙をこらえていることを言うと、彼女は自分の気持ちを抑えているのだと言った。私は彼女に、深呼吸をし、今ここにいることを感じるように促すと、彼女はもっと涙がでてきた。

Read More >>

Case #41 - 邪魔なクライアント

フランシスはとても耳障りな咳払いをしていました。彼女と会った時、私もその咳払いが気になったので、それを彼女に伝えると、「この咳をする度に人に嫌な目で見られるんです」と彼女は言った。わたしは、「うん、その咳は少し気になるね」と彼女に答えた。

Read More >>

Case #42 - 安全を感じること

ヤスミンは最近離婚していた。彼女はもっと成熟し、親から自立したいと話していた。彼女の目には彼女の心のうちを語っているようで、感情であふれていた。私はそのことと、他に彼女の服装ーカラフルなショールや首にかけたビーズなどー彼女について観察できることを語った。

Read More >>

Case #43 - 毒性のある「母の声」

テレサは自分の会社を立ち上げるため安定した仕事を辞めました。それは、自分へのチャレンジのためだと彼女はいいました。 しかし、彼女は何かが失敗すると分かっている時以外は、強い不安感をいつも抱いていました。彼女は成功に近づくにもかかわらず、それが確実に確保されるま瞬間まではいつも不安を抱いていました。そして、その不安は彼女の個人的な生活の中でも反映されました。 それがどこからきたか、またどうすればいいか彼女は全く分からなかった。

Read More >>

Case #44 - 「繭」を通しての再生

ニコールは明らかに悩んでいた。彼女はこの間見た夢のことを私に話してくれた。夢で、彼女は自分が繭の中にいるようで、外に出たいけど、外に出ることによって自分は変態するのか、それとも死んでしまうのか、どちらか分からなくて怖かった、という夢だった。

Read More >>

Case #45 - 不幸な人生

ベティーは自分の中にある不安について話をしたがった。しかし自分でもその不安がどこからきているのか、あるいは何に関係しているのかがわからなかった。 私は彼女の「不安」を探る前に、彼女のことをもっと知りたかった。そこで、彼女の子供や、結婚、仕事について質問をした。彼女は20年ずっと働いていた仕事を最近やめたため、今は彼女にとって過渡期であった。彼女は安定した家庭を築いており、娘は美人で有能であり、夫は彼女のことを愛していた。

Read More >>

Case #46 - ウジ虫の悪夢

フェリシティは最近見る悪夢について話した。ゲシュタルト法では通常、夢の開示はしないが、大体の悪夢は自分の中の攻撃性を示している。夢というものは、それを見ている人の性格と関連していると考えると、悪夢というものは自分の中の攻撃性を示していることになる フェリシティは、それぞれ場面は違ったが、何度も同じような悪夢を繰り返し見ていた。大体はこういう夢だった。

Read More >>

Case #47 - 「終わり」は新しい始まり

私がこの夫婦に出会った時には、すでにしばらくの間夫婦の仲が悪かったことを知った。 ロンダは開口一番に「私は両親が離婚していたから、自分の家庭には絶対そんなことは無いよう心に決めていた」と言った。彼女は非常に悩んでいる様子で、夫のブライアンが肩に腕をまわそうとすると彼から離れた。 私は二人が向き合って話せるように、彼にロンダの向かい側に座る様お願いした。

Read More >>

Case #48 - 「魔女」とお金と病

ソンリはここ1年ずっと健康を害していた。何回か手術をしていたが、身体的な治療はあまり効かなく、一旦は良くなったがまた症状が悪化してしまった。そのため、心理学的なものでは無いかと思い、様々な精神療法を受けてみた。彼女は色々な精神療法を既に受けていたので、私はそれらをもう一度繰り返すことのないよう注意し、彼女がすでにどのような精神療法を受けていたか尋ねた。一つの問題に対し、色々な療法を試みるのはよくないことで、このような問題に対しては専門家による慎重な判断が必要となってくる。

Read More >>

Case #49 - 硬くなった人形と柔らかい手

アナベルは深い悲しみのうちにいた。彼女は木でできた硬い腕のある人形を持って来ていた。「これは私なの」そう言い、彼女は「私の腕はゾンビのように硬直していて、私の心は沈んでいるの」と付け加えた。 彼女は子供のころ、両親がいつもひどい喧嘩をしていて、そのことにより彼女の心は硬くなってしまい、心に恐れが残ってしまったことをうちあけた。大人になると自分がきつい人間であると感じ、もっと女性らしくやわらかい人間になりたいと思ったが、この人形のように「硬い」ままだった。

Read More >>

Case #50 - 物へ語りかけることと感情表現の励まし

マークは自分の生活の中でのいくつかの課題をあげたが、どれも彼を特に影響しているような強い印象のものはなかった。彼の職はいま過渡期で、以前は父のところで働いていたが、今はそれをやめたばかりだった。彼はいくつかのビジネスを持っていたが、どれもあまり良い稼ぎにはならなかった。マークは今年結婚3年目を迎え、子供が欲しかった。私は彼が物事をすらすらと語る様など、彼の話を一つ一つ聞きながら、それぞれ気づいたことや自分の思うことを話した。

Read More >>

Case #51 - 幽霊と向き合う

リアンは自分がいつもびくびくしていることを話した。彼女はゴキブリが怖かったし、ちょっとした音でもびっくりしてしまい、夜には窓からどろぼうが入ってきたり、おばけや「化けもの」がこわく、なかなか寝付けなかった。また、船に乗る時も何か化け物のようなものがいるのでは、と恐れていた。

Read More >>

Case #52 - ちゃらい女たち

マーティンは今までに何人か真剣に付き合っていた彼女がいた。まだ子供はいなかったが50歳になった今、ソウルメイトともいえるような女性とつきあっていた。 彼はいわゆる「パーティーガール」と呼ばれるお酒のあるパーティーが好きで、遊び回っている女性に魅力を感じる事を自分でも気づいていた。今の彼女に出会うまでは彼がどんなに努力しても長続きする関係を持つことができなかった。

Read More >>

Case #53 - 一体どっちに問題があるの?

トムはお酒を飲み過ぎることがよくあった。これはもう何年も続いていて、何回か止めようとしたが、止めてはすぐにまたはじまった。 アビーは彼の飲み癖が嫌だったので、トムにお酒をやめるよう何度も言っていた。ただ、トムは確かにやめようとしていたのだが、ある一定の期間は良くなるが、その後、何かの拍子で悪い癖がまた始まってしまうのである。

Read More >>

Case #54 - 「悪魔」がいるのなら、「神」も存在するのではないか

アンジェリカは今は職を変えてはいたが、つい最近まで医師として働いてた。彼女は一児の母で、もう一人子供をほしがっていたが、新たに子供を授かることに恐れを憶えていた。私としばらくの間会話をすると、彼女は私にどのように思われているかが気になるといった。なので、私は彼女との親近感を深めようとし、彼女が夫からもらった美しいブレスレットをほめたり、目に見えてくる情報を言葉にして彼女に伝えた。

Read More >>

Case #56 - 誰かにかまってもらいたい女の子

ウェンディの課題は新しい人生のパートナーが欲しいということだった。彼女はバツイチで、自分のビジネスを持っていた。彼女は自分が従業員に対してすぐいらいらし、とても事務的で、自分の弱さを決して見せないということを話した。そして、わたしがとても忍耐強く彼女の話を聞いている様子とは対照的であることを話した。

Read More >>

Case #57 - 見方についてほしい

アナベルが話し始めた瞬間からわたしは嫌な気持ちがわいて来た。彼女は明らかに自分中心の「ストーリー」を語りたく、自分がどんなに他の人に嫌な想いをさせられたか、また彼女がどんなにか家族を助けようとしていたか、そのようなことを語りたかったのが分かった。わたしは自分が早く話しを終わらせようとし、彼女の話に耳を傾けたく無い自分がいるのが分かった。彼女はわたしが介入するすきを与えずにただ延々と話し、ただ文句をたらしたかっただけのようだった。

Read More >>

Case #58 - 言葉の向こうにあるもの

クライアントが様々な問題について話す時、その中で一番の「フォーカス」(焦点)を探りだすために、私たちは常に色々なものに耳を傾けていないといけない。 トレバーにとってのフォーカスは今の家族関係と関連していた。彼はとてもスピリチュアルな面があり、過去には僧侶にもなろうと思ったほどだ。彼はバツイチで、現在2回目の結婚をしており、子供もいて、家族はとても大切にしていた。

Read More >>

Case #59 - 愛情を求めている大人

グループセラピーを行っていくなかでトレバーの中の深い悲しみがあらわにされた。 その日、わたしはグループセラピーで遊びをつかいながら、自分の中の「攻撃性」を見つけ出して行くことをクライアントに教えようとしていた。参加者達はペアになり向き合って、手のひらを合わせてお互い押し合った。ルールは簡単で、相手と同じ力で押すということだった。そのため、より力の強い者は自分の力を加減する必要があった。

Read More >>